【映像流出内容】クロップ侮辱発言で物議!プレミア審判クート資格停止処分に(ビデオ/翻訳)

最終更新日

 

映像流出から

イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は、プレミアリーグの審判であるデイビッド・クート氏を一時的に資格停止処分にしました。クート氏がリヴァプールおよび元監督ユルゲン・クロップ氏に対して侮辱的な発言をしたとされる映像がSNS上で拡散され、その信憑性に関する議論が巻き起こっています。内容は携帯で撮影されたもので、クート氏に似た人物が「リヴァプールは最悪だ」「クロップは傲慢だ」などと語る様子が含まれています。

映像の撮影時期や真偽は不明ですが、2020年7月のリヴァプール対バーンリー戦が背景にあると見られており、当時クロップ氏がクート審判の判定に不満を示していました。『BBC』や『ミラー』といったメディアは、PGMOLが映像を本物として扱っている可能性を報じています。PGMOLは調査が完了するまでクート氏の割り当てを停止すると発表し、リヴァプール側もコメントを控える姿勢を示しています。

 





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実際話された内容

Friend: What did you think of the Liverpool game earlier, when you were fourth official?
友人: 今日、君が第4審判をしていたリバプールの試合、どう思った?

Coote: Liverpool were s***. Like, really s***.
クート: リバプールは下手くそだな。ほんとにクソ。

Friend (interrupting): What do you think of Jurgen Klopp?
友人(遮って): ユルゲン・クロップについてどう思う?

Coote: C***. Absolute c***.
クート: 最低。クソ野郎だ。完全にクソ野郎だよ。

 

Friend: Why would you say that Jurgen Klopp was a c***?
友人: なぜユルゲン・クロップが最低だと言うんだ?

Coote: Umm. Aside from having a right pop at me when I reffed them against Burnley in lockdown, then he accused me of lying then just had a right f***ing pop at me, I’ve got no interest in speaking to someone who’s f***ing arrogant. I do my best not to speak to him.
クート: うーん。ロックダウン中のバーンリー戦で俺が審判を務めたとき、彼は俺に文句を言ってきて、その上嘘つき呼ばわりしてきた。それからまた酷く責められて、あんなふうに傲慢な奴とは話したくないんだよ。できる限り彼とは話さないようにしているよ。

 

 

 

Coote (continued): Milner’s alright. I get on with Milner.
クート(続けて): ミルナーはいい奴だよ。ミルナーとは仲がいいんだ。

Friend: He gets on with James Milner!
友人: ジェームズ・ミルナーとは仲がいいんだな!

Coote (showing photo of himself with Milner and Klopp): You can see me there with mask on, Covid, got to be done. Social distancing, right? We’re two metres apart.
クート(ミルナーとクロップとの写真を見せながら): ほら、マスクしてるよ。コロナだから仕方ない。ソーシャルディスタンスだろ? 2メートル離れてるんだ。

Friend: We have to social distance.
友人: ソーシャルディスタンスが必要だね。

Coote: But, my god, German c***. F*** me.
クート: でもさ、まったくドイツのクソ野郎が。くそったれ。

Friend: Long story short. Jurgen Klopp’s a c***, Liverpool are all f***ing b***s and we hate Scousers.
友人: 要するに、ユルゲン・クロップはクソ野郎、リバプールは全員クソ野郎の集まりで、俺たちはスカウサー(リバプール出身の人たち)が大嫌いなんだ。

 

Coote (in second video): Just to be clear, that f***ing last video can’t go anywhere. Seriously.
クート(2本目の動画で): はっきり言って、あの最後のクソ動画はどこにも出回っちゃダメだ。本気で頼むよ。

Friend: He’s a Premier League referee, let’s not f***ing ruin his career. Let’s face it, we’re good blokes, but we can’t ruin a bloke’s career. We’re not that bad. Also he’s a f***ing legend.
友人: 彼はプレミアリーグの審判だから、キャリアを台無しにするのはやめようぜ。正直なところ、俺たちはいい奴らだし、誰かのキャリアを潰すなんてできない。そこまで悪くはないだろ。それに、彼は本当にすごい奴なんだ。





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ベン・メイブリーさんの意見

 

サッカー解説者で、イングランド出身のベン・メイブリーさんの意見も出ています。

 

デイビッド・クートのSNS動画が拡散された一件について、私は彼の現場復帰が難しいと考えています。今回の動画は、ただの発言というよりも、審判としての信頼を根本から揺るがすような内容であり、ましてやリバプールやその元監督であるユルゲン・クロップに対する差別的な発言も含まれていました。審判がこうした偏見を口にすること自体、他の審判やファンにとっても不安や疑念を抱かせるものであり、許されるべきではありません。

審判は試合の公平性を守る役割を担うべき存在で、どのクラブに対しても中立であるべきです。もしクートが特定のクラブや人物に対する感情を抱いていたとしても、それを表に出すことなく職務に徹するべきでした。しかし、このような発言が外部に漏れ、SNSに広がったことで、彼の個人的な偏見が審判の公正さに影響を与える可能性が疑われています。サポーターや選手たちも審判の判断に対する不信感を抱きかねない状況で、クートが今後の試合で中立な立場を取ることは非常に難しいでしょう。

また、審判が仕事の外で個人的な意見を持つのは人間として自然ですが、こうした発言が表沙汰になった以上、審判としての自覚が問われます。今回の発言が他の審判にも悪影響を及ぼすことは避けられませんし、彼の行動は自身だけでなく、レフェリー組織全体にも泥を塗るものです。彼の信頼は既に失われたように感じますし、審判団全体にとっても厳しい影響を与えるでしょう。

私はこの件を通じて、プレミアリーグ全体で審判の信頼性や職業倫理についての再評価が求められるべきだと考えます。プレミアリーグは高いレベルの競技性を保つためにVARや4審を含む多忙な審判体制を敷いていますが、今回の問題はその根幹に影響を及ぼし、サッカー全体の信頼にも影を落とすものです。

 





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まとめ

いかなる状況でも、特定の個人やグループに対する侮辱や差別的な発言は許されるべきではありません。スポーツは、多様な背景を持つ人々が一堂に会し、共に努力し、互いに切磋琢磨することで成り立っています。特に審判は、試合を公正かつ中立に管理する重要な役割を担っており、偏見や差別があっては、その役割を全うすることはできません。偏見や差別があると、選手やファン、関係者との信頼関係が損なわれ、スポーツそのものの価値が失われてしまいます。こうした発言は、個人への攻撃にとどまらず、スポーツ全体の精神に反する行為であり、真剣に取り組む必要があります。

スポーツ界が全体として多様性と尊重の文化を維持するためには、全ての関係者が一致団結し、偏見や差別を許さない環境づくりを推進することが不可欠です。さらに、教育や啓発活動を通じて、このような発言や行動がスポーツの健全な成長を阻害するものであることを周知し、再発防止に努める必要があります。スポーツは、社会において模範となる場であるべきです。だからこそ、全ての人が公平に尊重されるべきであり、誰もが自分らしく参加できる環境を築くことが重要です。

 





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